iTunes カードのキャンペーンを通じて考えた数学の話

Integral to the Plot
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au ショップで iTunes カードを購入すると、購入額に応じて最大で2割相当のデジタルコードが付与される「auショップ iTunes Card バリューキャンペーン」が始まり、早速購入してきました。購入してから「結局これってどれだけの割引率になるんだろう?」と疑問に思ったので、あれこれとない頭を振り絞ってみました。今回はそんな数学の話です。

目次

  1. キャンペーンの概要
  2. 割引率
  3. キャッシュバックの場合
  4. デジタルコードの場合
  5. 結論

1. キャンペーンの概要

まずはキャンペーン内容の確認から。au ショップで iTunes カードを購入し、Web 上でキャンペーンサイトから応募すると、デジタルコードのプレゼントメールが後日届きます。このデジタルコードを使うことで、自分の Apple ID に対象の金額をチャージできます。

今回のキャンペーンで付与されるデジタルコードは次の通りです。

  • 10,000円券 -> 2,000円分プレゼント
  • 5,000円券 -> 1,000円分プレゼント
  • 3,000円券 -> 500円分プレゼント

ちなみにキャンペーンは au ショップだけではなく、ソフトバンクショップやコンビニ、家電量販店でも時期を変えて実施されています。割引情報をまとめてくれているサイトもありました。

最近はデジタルコードを付与するキャンペーンが多いみたいですね。

2. 割引率

ここから本題です。今回、私は10,000円券を1枚購入しました。2,000円分のコードが届くので、記事の冒頭に書いたように2割相当のプレゼントとなります。「2割」は切りがよく、印象に残りやすい数字です。

それでは、割引率も2割と言えるのかというと、キャッシュバックではなくコードの付与という形を取っているために事は複雑になります。

3. キャッシュバックの場合

仮に2,000円がキャッシュバックされるのであれば、差し引き8,000円の支出で10,000円券を取得できるので割引率は2割になります。

  • 支出額: 10,000円
  • キャッシュバック: 2,000円
  • 実質支出額: 10,000 – 2,000 = 8,000円
  • 対価: 10,000円券
  • 割引額: 10,000 (対価) – 8,000(実質支出額) = 2,000円
  • 割引率: 2,000(割引額) ÷ 10,000(対価) × 100 = 20%

これは分かりやすいですよね。

4. デジタルコードの場合

デジタルコードが付与されるケースでも、10,000円券を実質支出額8,000円で手にしたのだと考えれば、上と同じ割引率になっていいような気もします。ですが、次のように計算すると割引率は変わってきます。

  • 支出額: 10,000円
  • デジタルコード: 2,000円分
  • 対価: 10,000円券 + デジタルコード2,000円分 = 12,000円
  • 割引額: 12,000 (対価) – 10,000(支出額) = 2,000円
  • 割引率: 2,000(割引額) ÷ 12,000(対価) × 100 = 16.7%

計算がややこしくなって恐縮ですが、「10,000円分の対価を8,000円で取得した」ととらえるか、「12,000円分の対価を10,000円で取得した」ととらえるかで、割引率が変わってしまいます。

「どっちでもいいよ」という声も聞こえてきそうですが(笑)、1度気になると突き詰めて考えたくなる性分なので頑張って解決してみました。いえ、実際には出来のいい弟に解決してもらいましたw

5. 結論

結論から言いますと、割引率16.7%が正解です。その理由は Apple ID に120,000円分チャージするにはいくら支払う必要があるかと考えると理解できます。

キャッシュバックの場合は、10,000円券を12回購入します。その都度2,000円が戻ってくるので、支出額は (10,000 – 2,000) × 12 = 96,000円 です。

デジタルコードの場合は、10,000円券を10回購入すれば120,000円分チャージできます。支出額は 10,000 × 10 = 100,000円 です。

同じ120,000円分のチャージでも、支出額が違いますね。デジタルコードの付与は単純に言えば「2割相当のプレゼント」ですが、実際には16.7%の割引率。お得度に関しては「2割キャッシュバック」に劣ります。

なぜこんなことを記事にしたかというと、最近とかく「実質負担額」をはじめとしたややこしい数字が使われて、現実の数字が見えにくくなっていると感じていたからです。

今は携帯やインターネット回線の契約に伴う各種割引、プレゼントにしろ、ショップのポイントにしろ、さまざまな特典があふれています。商品やサービスの価格そのものの値引きではなく、複雑な形を経ての「実質」であるからこそ、消費者側にとっては実際の価格や価値を理解・判断することがますます難しくなってきています。自分が実際に負担する支出はいくらなのか、そうシンプルに考えてみることが大切だと実感しました。

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