shift キーも併用できる!効率的なカーソル移動で文書作成が捗る Mac のキーボードショートカット10選

MacBook keyboard
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今回の記事では、カーソルキーを素早く移動させることで文章の執筆を効率化できるキーボードショートカットを紹介します。Mac に標準で組み込まれていて、多くのアプリで使える 「Emacs キーバインド」と呼ばれるこの機能。カーソルの移動だけでなく、「shift」キーの併用でテキストの範囲選択もできる優れ物です。

目次

  1. 基本の移動系6選
  2. shift の併用
  3. 続いて削除系4選
  4. 覚え方
  5. ショートカットの一覧は Apple のサイトに

1. 基本の移動系6選

まずはカーソルキーの移動に使えるショートカットです。いずれも「control」キーを、通常のアルファベットキーと組み合わせて使います。まず「control」キーを押し、押したままの状態でもう一方のキーを押してください。

control + A

現在の行・段落の先頭に移動

control + E

現在の行・段落の末尾に移動(shift 併用 OK)

control + F

1文字進む(shift 併用 OK)

control + B

1文字戻る(shift 併用 OK)

control + N

1行下に移動

control + P

1行上に移動(shift 併用 OK)

キーボードショートカットの便利な点は、文章の入力中にわざわざ右手を矢印キーやマウスに持っていかなくて済むことです。

「control」キーが「A」キーの左隣りに位置するタイプのキーボードなら、左手の小指を「control」キーに乗せたまま作業できます。慣れてくると文章の執筆スピードがかなり早くなりますよ!

「F」と「B」に関しては、さらに「option」キーも同時に押しておくと1単語単位で進む・戻るという挙動になります(日本語ではうまく機能しません。カタカナや英語は可)。

2. shift の併用

上に挙げた6つのショートカットのうち、「E」「F」「B」「P」の4つは「shift」キーを同時に押しながら使うことも可能です。「shift」を併用することで、テキストの範囲選択ができます。

control + shift + E

カーソルから行・段落の末尾までのテキストを選択

といった具合です。たとえば、この位置にカーソルがあるとします。

吾輩は|猫である。名前はまだ無い。

「control」キーと「shift」キーを押し、押したままの状態で「E」キーも押すと、このように末尾まで選択されます。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。

行や段落全体を選択したい場合は次の順に入力していきます。「control」キーは押しっぱなしで大丈夫です。

吾輩は|猫である。名前はまだ無い。

control + A

先頭に移動

|吾輩は猫である。名前はまだ無い。

control + shift + E

末尾まで選択

吾輩は猫である。名前はまだ無い。

「F」「B」「P」はそれぞれ以下の挙動になります。

control + shift + F

カーソルから右に1文字選択

control + shift + B

カーソルから左に1文字選択

control + shift + P

カーソルから上に1行選択

いずれも、「control」キー、「shift」キーと一緒に「F」「B」「P」を押している限り、選択範囲が広がっていきます。なので連打する必要はありません。

「F」と「B」については、先ほどと同様に「option」キーも一緒に押すと、1文字単位ではなく1単語単位で選択してくれます。日本語ではうまく機能せず1文字単位になってしまいますが、英語やカタカナであればきちんと単語を認識します。

3. 続いて削除系4選

今まで紹介したのは移動系のショートカットでしたが、削除系もあります。

control + D

カーソルの右側の文字を削除

control + H

カーソルの左側の文字を削除

「delete」キーはキーボードの中心部から少し離れた位置にあるので、この2つはちょっとした入力ミスを修正したい時に重宝します。ただ、「shift」や「option」キーの併用はできません。

こちらも便利なショートカットです。

control + K

カーソルの右側の文字から行・段落の末尾までを削除

control + Y

「control + K」で削除したテキストを挿入

「control + K」はカーソルの右側を末尾までばっさりカットしてくれます。カットしたテキストは「control + Y」で使い回すことができます(ただし、クリップボードには格納されないのでご注意ください)。

先ほどの文章で、文と文の間にカーソルがあったとします。

吾輩は猫である。|名前はまだ無い。

次の順に入力することで文の位置関係を変えられます。

control + K

カーソルの右側の文を削除

吾輩は猫である。|

control + A

先頭に移動

|吾輩は猫である。

control + Y

削除した文を挿入

名前はまだ無い。吾輩は猫である。

活字にするとややこしく見えるかもしれませんが、実際には「control」キーを押しっぱなしにしたまま「K」「A」「Y」と順番に押すだけなので簡単です。

ほかにも、「control」+「A」→「K」でカーソルがある行・段落をまるまる削除できます。段落を入れ替えたい時にも便利です。

下は段落が2つの文章です。

吾輩は猫である。|名前はまだ無い。

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。

control + A

先頭に移動

|吾輩は猫である。名前はまだ無い。

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。

control + K

1段落目を削除

|

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。

「control + N」などを使ってカーソルを移動します。

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。

|

control + Y

削除した文を挿入

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。

4. 覚え方

ここまで移動系6つ、削除系4つと、合わせて10のショートカットを紹介しました。そんなに覚えられない!という方も、それぞれのショートカットに割り当てられているアルファベットのキーをもとにすれば覚えやすいはずです。

まずは移動系です。

control + A

現在の行・段落の先頭に移動(Abcde…)

control + E

現在の行・段落の末尾に移動(End)

control + F

1文字進む(Forward)

control + B

1文字戻る(Backward)

control + N

1行下に移動(Next line)

control + P

1行上に移動(Previous line)

続いて削除系です。

control + D

カーソルの右側の文字を削除(Delete)

control + H

カーソルの左側の文字を削除(不明)

control + K

カーソルの右側の文字から行・段落の末尾までを削除(Kill)

control + Y

「control + K」で削除したテキストを挿入(Yank)

「H」の由来が分かりませんが、右手をホームポジションに置くと人指し指が「J」に乗るので、その左隣りの「H」で左側の文字を削除というのは体感的に覚えられます。

Yank(ヤンク)はテキストエディタのEmacs や vi に登場する機能ですが、辞書的な意味では「引っぱる」という言葉なんですね。今回調べて初めて意味を知りました。

5. ショートカットの一覧は Apple のサイトに

今回はカーソル移動と削除を中心とした Emacs キーバインドを紹介しました。Mac には他にも便利なショートカットキーがたくさんあります。キーボードで多くの操作をこなせるようになると、マウスに手を伸ばす回数が減るので作業スピードがアップしますし、肩こりもしにくくなりますw

キーボードショートカットについて詳しく知りたい方は、Apple のサイトに一覧がありますので、ぜひご覧になってください。

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