Drafts と歩む日常 vol.0—準備編(設定画面の日本語訳)

2013-11-14-001

もし人に iPhone のアプリを1つしか紹介できないとしたら、Drafts を挙げます。メールの作成から Web 検索、スケジュール・タスクの登録、文章執筆まで、およそ iPhone で扱うほとんどのテキスト関連の作業の起点になり得る、シンプルかつ高機能なメモアプリです。これから、利用シーン別の使い方や連携アプリを紹介する「Drafts と歩む日常」を随時掲載していきたいと思います。まずは準備編として、英語で書かれている設定画面を日本語訳してみます。

Drafts と歩む日常

今回の目次

  1. Drafts の魅力と連載の目的
  2. APPEARANCE(外観)
  3. ACTIONS(アクション)
  4. TEXTEXPANDER TOUCH(TextExpander 連携)
  5. CUSTOM ACTIONS(カスタムアクション)
  6. DRAFTS(下書き)
  7. ACCOUNTS(アカウント)
  8. URL SECURITY(URL セキュリティ)

Drafts の魅力と連載の目的

Drafts は動作が軽く、何か思いついた時にすぐにメモを取れる機動性に富んだアプリ。メモはいくつでも保存でき、頭の中にあるものを書き留めて一時保存するクッションになります。

書き留めたメモから「アクション」を使ってさまざまな行動を起こせます。アクションは最初からアプリの中に登録されており、独自に追加することも可能。使えば使うほど自分仕様に育っていきます。

自分は Drafts を使うようになって、テキストの入力を伴う作業をする際に、最初にどのアプリを開けばよいかと頭を悩ませることが少なくなりました。まず Drafts に書き込んで、Drafts からアクションを実行する。使うアプリの数や、アプリを行き来する回数は大幅に減りました。iPhone をシンプルに使えるようになっていったのです。

この連載では1人でも多くの人に Drafts の魅力をお伝えできればと思っています。利用シーン別の使い方やアクション、連携アプリの紹介を通じて、iPhone をシンプルに使う楽しさを感じ取っていただけたらうれしいです。

Drafts の全体的な話については、次の記事をご参照いただければ幸いです。

APPEARANCE(外観)

Drafts は設定画面がすべて英語なので最初はとっつきづらく感じるかもしれませんが、全体的に使いやすいつくりになっているので、設定画面にさえ慣れてしまえば大丈夫です。早速、上から見ていきましょう。

Appearance は「外観」「見た目」といった意味。デザイン面の設定項目があります。

  • Fonts & Themes・・・フォントとテーマ
  • Show status bar in editor・・・テキストの入力画面でステータスバーを表示
  • Show inbox count as badge・・・インボックスのメモの数をアイコンにバッジ表示

「Fonts & Themes」をタップした後の画面では、フォントのサイズと種類、そしてテーマ(文字色と背景色の組み合わせ)を選べます。

ACTIONS(アクション)

続く「ACTIONS」は、Drafts を便利に使うためのアクションについて設定する場所です。

  • Manage Actions・・・アクションの管理
  • Action Backup and Restore・・・アクションのバックアップと復元
  • Play sounds・・・アクション実行時の効果音
  • Actions snap to fullscreen・・・アクションメニューの呼び出し時に一覧を全画面表示
  • By default, after action success・・・アクションを起こしたメモに対するデフォルトの動作(Manage Actions で個別に設定すればデフォルトの設定より優先されます)
    • Nothing・・・メモの移動をしない
    • Archive・・・メモをインボックスからアーカイブに移動
    • Delete・・・メモを削除

私は「Actions snap to fullscreen」はオフに、アクション実行時のデフォルトの動作は「Archive」にしています。効果音はオンにしておいた方が楽しいです。

「Manage Actions」をタップした後の画面です。1枚目はアクションをタップして個別の設定をするところ。2枚目は画面右上の「Arrange」をタップしてアクションの並べ替えをしているところです。

「Email」アクションを例に、個別の設定について説明します。

  • Action Pane・・・アクションをメニューの中で表示させる場所(1–4の中から選びます。「Hide」で非表示)
  • After Success・・・アクションを起こしたメモに対する動作(先ほどのデフォルト設定をそのまま使う時は「Default」に)
  • Confirm Before・・・アクションの実行前に確認画面を表示
  • First Line as Title・・・メモの1行目をタイトルにする

通常のメールの場合は「送信」ボタンをタップしない限り送信されませんので、「Confirm Before」はオフで問題ありません。自分は Twitter への投稿などでオンにしています。

こちらは「Action Backup and Restore」をタップした後の画面です。

  • Backup Actions・・・アクションをバックアップ(バックアップファイルを Dropbox に保存します)
  • Select Backup to Restore・・・復元するバックアップを選択(Dropbox からバックアップファイルを選び、アクションを復元します)

TEXTEXPANDER TOUCH(TextExpander 連携)

テキスト入力を支援してくれるアプリ TextExpander との連携について設定する場所です。

  • Expand when typing・・・テキスト入力時のスニペット展開を有効化
  • Expand in action templates・・・カスタムアクションのテンプレート内でのスニペット展開を有効化
    • No・・・展開しない
    • Fenced・・・スニペットの短縮形を <<>> で囲んだ場合のみ展開
    • All・・・すべて展開する

カスタムアクションとは、自分で独自に追加するアクションのことです。その中でも TextExpander のスニペットを展開させることができます。

CUSTOM ACTIONS(カスタムアクション)

オリジナルのカスタムアクションを Drafts に追加する場所です。

  • Email Actions・・・メールアクション
  • Message Actions・・・メッセージアクション
  • Dropbox Actions・・・ドロップボックスアクション
  • Evernote Actions・・・エバーノートアクション
  • URL Actions・・・URL アクション
  • Visit the Action Directory・・・公式サイトのアクション集を Safari で開く

1枚目は URL アクションの登録画面、2枚目はアクションの中で使えるタグの一覧画面です。

  • Name・・・アクションにつける名前
  • URL・・・アクションで実行する URL スキーム
  • Tag Help・・・タグ一覧画面を表示
  • Share Action・・・アクションを共有(別端末の Drafts にインポート)するためのリンクを生成
  • Delete Action・・・アクションを削除

アクションの中で使える主なタグを紹介します。

  • [[draft]]・・・メモ全文
  • [[title]]・・・メモの1行目
  • [[body]]・・・1行目を除くメモ全文
  • [[selection]]・・・メモの選択範囲(何も選択していなければ全文)
  • [[line|n]]・・・メモの n 行目([[line|m..n]] なら m 行目から n 行目)
  • [[clipboard]]・・・アクションを実行する時点でクリップボードにコピーされているテキスト
  • [[date]]・・・今日の日付
  • {{}}・・・{{}} で囲んだテキストを URL エンコード

カスタム URL アクションの定義は、たとえば次のように入力します。

Name: Google Search
URL: http://www.google.co.jp/search?q=[[draft]]

これは Google 検索をするためのスキーム。Drafts でメモに「iPhone」と入力し、このアクションを実行すると http://www.google.co.jp/search?q=iPhone の URL が Safari で開かれ、Google の検索結果の画面が表示されます。

先ほど TextExpander の設定のところで出てきた「Expand in action templates」というのは、こうしたカスタムアクションを登録する際に、TextExpander のスニペットを使えるということです。ここで言えば、「URL」のところにスニペットの短縮形を登録しておくと、実際のアクション実行時にスニペットが展開されます。

DRAFTS(下書き)

Drafts で下書きしたメモの取り扱い方を設定します。

  • Sync and Storage・・・同期と保存
  • Drafts snap to fullscreen・・・メモ一覧の呼び出し時に全画面表示
  • Create draft when returning to app after…・・・いったん別のアプリに切り替え、Drafts に戻った時に以下の時間が経過していたら新規メモ画面を開く
    • 30 sec・・・30秒
    • 60 sec・・・1分
    • 5 min・・・5分
    • Never・・・最後に開いていたメモを開く
  • Import from Reminders・・・iOS 標準のリマインダーからメモをインポート(「Drafts」という名前のリストにある未完了のリマインダーの中身が、Drafts の起動時にメモとして読み込まれます)

「Sync and Storage」の画面はこのようになっています。

  • SYNC ACCOUNT・・・同期用のアカウント(別アプリとしてリリースされている Drafts for iPad とメモを同期できます)
  • BULK OPERATIONS・・・一括操作
    • Archive Inbox Drafts・・・インボックスのメモをアーカイブに一括移動
    • Purge Archived Drafts・・・アーカイブのメモを一括削除
    • Delete All Drafts・・・すべてのメモを一括削除

Drafts にはメモを検索する機能もあるので、使い終わったメモはとりあえずアーカイブに移してしまうのがおすすめです。

インボックスがすっきりしていると、処理が終わっていないメモへのアクセスがしやすくなります。アーカイブを整理したくなったら、「Purge Archived Drafts」で一括削除してしまいましょう。

ACCOUNTS(アカウント)

ここはあまり説明は必要ないかもしれません。各種 Web サービスのアカウントと Drafts を連携させるための設定です。1番上の「Import iOS Twitter Accounts?」がツイッターに関する設定で、iPhone に登録しているツイッターのアカウント情報を読み込んでくれます。

URL SECURITY(URL セキュリティ)

長くなりましたが、これが最後の項目です。そしてここは Drafts を使い始めたばかりの時につまづきやすいポイントでもあります。

  • Allow URLs to trigger actions?・・・URL スキーム経由でアクションを作動させるのを許可
  • Require “key” parameter・・・許可するけれど「キー」パラメータを要求

Drafts は URL スキームに対応しているので、「Drafts に〜〜〜というテキストのメモを作り、そのメモに対して〜〜〜のアクションを実行する」といった指令を、Drafts 内部のカスタム URL アクションとして、または外部のアプリから URL スキームを通じて実行することができます。

このうち「〜〜〜というテキストのメモを作る」の部分は初期設定でも有効になっていますが、「そのメモに対して〜〜〜のアクションを実行する」の部分は、自分で許可しない限りは、カスタム URL アクションや外部からの URL スキームで指定されても無効化されるようになっています。

Drafts では自分で追加したアクションを含め、実にさまざまなアクションを実行することができるので、セキュリティリスクを抑えるためにデフォルトでは URL 経由でのアクションの作動が制限されている、というわけです。

「Allow URLs to trigger actions?」をオンにすることで、この機能を有効化することができます。有効化すれば、別のアプリから好きなテキストを Drafts に送り、それに対して自動的にアクションを実行し、また元のアプリに戻る、といったことを自由にできるようになります。

「Require “key” parameter」の方は、この機能を有効にしつつも、「URL key」(パスワードのようなものと考えてください)を正しく指定していないとアクションの実行を無効化する、という設定です。

準備編は以上です。英語ではありますが、よく使う設定項目は割と限られていますし、やっているうちに直感的に操作できるようになるはずです。

今後の掲載予定は特に決めていないのですが、記事がまとまり次第、随時更新していきたいと思います。

3 thoughts on “Drafts と歩む日常 vol.0—準備編(設定画面の日本語訳)

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