Drafts と歩む日常 vol.2—バックグラウンドメール編

2013-12-03-001

iPhone 用メモアプリ Drafts について綴る「Drafts と歩む日常」シリーズ。前回お届けしたメール編に続き、今回はバックグラウンドメールというものを取り上げます。これは知人とやりとりする通常のメールと違って、Web サービスとの連携などに使えるメール機能です。自分は Safari で開いている Web ページを「あとで読む」サービスの Instapaper に保存するために使っています。わずかなタップ数で自動的に実行できるので便利ですよ。

Drafts と歩む日常

今回の目次

  1. メールアクション(おさらい)
  2. 自動的に送信できるバックグラウンドメール
  3. Instapaper にリンクを保存
  4. Safari から Drafts 経由で Instapaper にリンクを保存し、Safari にコールバック
  5. まとめと登場したアプリたち

メールアクション(おさらい)

まずは Drafts のメールアクションについて、メール編で取り上げた内容を振り返ってみます。

設定の「CUSTOM ACTIONS」→「Email Actions」で、よくメールする相手を登録したオリジナルのメールアクションを作れるというのがメール編の話でした。

ここでいう「よくメールする相手」は必ずしも人でなければいけないわけではなく、メールで情報を渡すことができる Web サービスのアドレスでもいいわけです。上の画像では、「あとで読む」サービスとして人気の Pocket に Web ページを保存するメールアクションを登録しています。

保存したいページの URL を Drafts に書いてからアクションを実行すると、Pocket のアドレスが入力された状態でメール送信画面が立ち上がります。あとは「送信」ボタンをタップするだけでメールを送れます。

自動的に送信できるバックグラウンドメール

今回の本題であるバックグラウンドメールは、次の2点が通常のメールと異なります。

  1. 「送信」ボタンを押さなくても自動的に送信される
  2. 自分のアドレスではなく、Drafts のアドレスでメールが送信される

「送信」ボタンを押す必要がないということはそれだけ早く、効率よく、目的とする作業を終えることができます。ただし、自分のメールアドレスからは送信できないので、知人向けのメールにはふさわしくありません。Web サービスへ送るメールなど、発信元のアドレスが問われない場面に適しています。

Instapaper にリンクを保存

これは Instapaper に Web ページの URL を送信し、保存するバックグラウンドメールのアクションです。Pocket の時と違って、「Send in Background」をオンにしています。このアクションを実行すると、Drafts はメール送信画面を立ち上げることなく、バックグラウンドで Instapaper 宛てのメールを送信します。

Pocket の場合は自分の登録アドレスからユーザ共通のアドレス(add@getpocket.com)にメールを送る必要があります。それに対し、Instapaper の場合は発信元のメールアドレスは問われず、Instapaper 側でユーザごとに用意したアドレスに向けて送信しさえすれば、リンクを保存できます。

このようなサービスが、Drafts のバックグラウンドメールと相性がいいです。ユーザごとにメールアドレスを発行してくれるサービスは他にも Evernote, Kippt, OmniFocus, Remember The Milk, Toodledo などがあります。

Safari から Drafts 経由で Instapaper にリンクを保存し、Safari にコールバック

Instapaper の iPhone アプリにはコールバックに対応した URL スキーム(x-callback-url)があるので、実は Drafts を経由しなくても、Safari で開いているページを Instapaper アプリに送って保存→Safari に自動的に戻る、といったことが実行できます。

また、Instapaper が公式に用意しているブックマークレットを使って Safari から直接 Instapaper に保存する、あるいは Safari からメールを送信する、などの方法もあります。

それでも自分は Drafts のメールアクションを使って Instapaper に保存するようにしています。その理由は、Instapaper アプリの URL スキームを利用するよりタップ数が少なく済む、Safari から手動でメールを送信するより早い、などにあります。公式ブックマークレットのように Instapaper へのログイン状態を維持する必要もありません。

具体的な手順としては、まず先ほどの画像のように Drafts に「Send to Instapaper」というメールアクションを設定します。

Send to Instapaper: インポート

送信先のアドレスは空欄にしてありますので、Instapaper から割り当てられたアドレスを入力してください。

その上で、Safari に次のブックマークレットを登録します。

javascript:location.href='drafts://x-callback-url/create?text='+encodeURIComponent(document.URL)+'&action=Send%20to%20Instapaper&afterSuccess=Delete&x-success='+encodeURIComponent(document.URL);

使い方は、Safari で Instapaper へ送りたいページを開いた状態で、アドレスバーのタップからこのブックマークレットを実行。するとページの URL が Drafts に送られ、「Send to Instapaper」アクションが実行されます。そして Safari に自動的にコールバックします。

ちなみに、Chrome でこのブックマークレットを実行すると Chrome ではなく Safari にコールバックしてしまうので、Chrome に登録する際はこっちを使ってください。

javascript:location.href='drafts://x-callback-url/create?text='+encodeURIComponent(document.URL)+'&action=Send%20to%20Instapaper&afterSuccess=Delete&x-success=googlechrome%3A';

まとめと登場したアプリたち

ひとくちに iPhone でメールを送信すると言っても、送り先は知人から Web サービスのアドレスまでさまざまです。Drafts ならその両方に、最適な形で対応することができます。

バックグラウンドメールは自分もまだまだ使いこなせていないのですが、アイディア次第でさまざまなことができそうです。毎日よく利用する Web サービスがメールによる情報の受け取りに対応しているなら、Drafts のバックグラウンドメール機能をぜひ試してみてください。

最後に今回のまとめと登場したアプリの紹介です。

  • バックグラウンドメールは「送信」ボタンを押すことなく、自動的に送信できる
  • ただし Drafts のメールアドレスから送信されるため、ユーザごとに送信先アドレスを用意してくれる Web サービス向け
  • URL スキームを使ってアプリ間連携で情報を渡すより、メールの方が早いこともある
  • Safari からブックマークレットで実行すると便利

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