Drafts と歩む日常 vol.5—カレンダー編

photo credit: jimmiehomeschoolmom via photopin cc
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連載「Drafts と歩む日常」シリーズ、今回はカレンダー編です。イベントの登録は他のスケジュールとの兼ね合いがあるので、Drafts のような「書いてから投げる」タイプのアプリとそれほど相性がいいわけではありません。でもシーンによっては、Drafts の柔軟なアクションは十分に機能を発揮します。

Drafts と歩む日常

今回の目次

  1. メモアプリとカレンダーの相性
  2. iPhone でイベントを登録するシーン
  3. Drafts からイベントを登録する方法
    1. デフォルトアクションで標準カレンダーへ
    2. 独自の入力フォームを持つ Fantastical と連携
    3. Staccal と連携
  4. イベントと同時にリマインダーをセット
    1. Fantastical で2つ一緒に登録
    2. Fantastical から Due へ
    3. Due から Staccal へ
  5. まとめと登場したアプリたち

メモアプリとカレンダーの相性

Drafts に限った話ではないですが、iPhone でメモアプリからカレンダーにイベントを登録しようとする時、そこには越えがたい壁があります。そのアプリからはスケジュールが見えない。つまり闇雲にメモアプリを使うと、予定がダブルブッキングする可能性が出てきます。

であれば、素直にカレンダーアプリと Drafts を使い分けるのがいいです。Drafts に適しているのは、予定を立てたけれどその場ではカレンダーに入力できず、後から登録するケースなどです。

iPhone でイベントを登録するシーン

iCloud カレンダーでスケジュールを管理している自分にとって、iPhone でイベントを登録するシーンは大体次の3パターンに分かれます。

  1. カレンダーアプリで他のスケジュールを確認しながら予定を立て、そのまま入力する
  2. カレンダーアプリを見ながら予定を立てたものの、その場では入力できず後で登録する
  3. 日程的・時間帯的にダブルブッキングする可能性が低い予定や、ダブルブッキングについてあまり考慮しなくてよい予定を、カレンダーを見ずに登録する

1番はもちろんカレンダーアプリだけで済ませます。3番は Drafts から登録してしまい、スケジュールを定期的にレビューする際に念のためにチェックします。

そして2番も Drafts から。このケースは3つのパターンの中で最も多いかもしれません。特に仕事のスケジュールは状況的にその場で iPhone に入力できないこともよくありますし、データの紛失も恐いのでいったん手書きでメモに残すようにしています。

この場合、すでにダブルブッキングが生じていないことを確認済みですから、わざわざカレンダーアプリを開く必要はありませんよね。

Drafts からイベントを登録する方法

ここからは、実際の登録方法をアクションとともにお伝えします。

デフォルトアクションで標準カレンダーへ

Drafts にデフォルトで入っている「Event」アクションを使えば、アプリを切り替えることなく iOS の標準「カレンダー」へイベントを登録できます。

設定の「ACTIONS」→「Manage Actions」から、このアクションの「First Line as Title」をオンにしておきましょう。1行目がタイトル、2行目以降がメモ欄に入り、詳細入力画面が立ち上がります。

独自の入力フォームを持つ Fantastical と連携

自分が使っているカレンダーアプリは Fantastical です。イベントのタイトルから日時、場所、アラーム、登録するカレンダーまで、いっぺんに指定できる独自の入力フォームが魅力のアプリです。iOS のカレンダーと連動する上、標準の「リマインダー」も管理できますよ。

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Drafts から Fantastical 経由でイベントを登録するアクションは、Drafts の公式 Action Directory からインポートできます。

Drafts でこのようにタイトル、日時、場所(at ~ と記述)、アラーム(alert 1h before)や、登録先のカレンダーの頭文字(/p)を入力。アクションを実行すると Fantastical に切り替わり、この1行のテキストを各フォームに割り振ってくれます。2行目以降はメモ欄に入力されます。

Fantastical はここで重複する予定が他にないかどうかを視覚的に確認できる作りになっています。また、登録後は(キャンセル時も同様) Drafts に自動的に戻ってきます。

ちなみに、テキストの先頭に「todo」や「task」と入れたり、Fantastical 起動後にカレンダーマークのボタンをタップしたりして、途中でリマインダーの登録に切り替えることもできます。

自分が使っているアクションはこちら。アクションを誤って発動した場合に備え、キャンセル時は Drafts に元々のメモの内容を復元するようにしています。

Add to Fantastical: インポート

fantastical2://x-callback-url/parse?sentence=[[draft]]&x-source=Drafts&x-cancel={{drafts://x-callback-url/create?text=[[draft]]}}&x-success={{drafts:}}

Staccal と連携

日本製の高機能カレンダーアプリ Staccal も URL スキームによるイベント登録に対応していますので、Drafts と連携できます。

Add to Staccal: インポート

staccal://event?title=[[draft]]

先日リリースされたばかりの Staccal 2 も、前作の Staccal も、staccal:// のスキームで動作します。両方インストールしている場合、Staccal 2 に確実に連携させるためには staccal2:// に変えてください。

Staccal 2 で導入された日時の入力支援機能を活かすには、Drafts から送るメモの末尾に半角スペースを入れておくといいです。Staccal 起動後、入力フォームをタップして半角スペースを削除すると日時の指定が反映されます。

Staccal 2 も iOS のリマインダーを扱えますが、URL スキーム経由でリマインダーを登録することはできないようです。入力フォームをイベントからリマインダーに切り替えると、その時点で入力内容が消去されてしまいます。

イベントと同時にリマインダーをセット

カレンダーにスケジュールを登録する際、イベントのアラームに加えて、リマインダーをセットしたいケースもよくありますよね。15時からの予定で30分前にアラームを鳴らしつつ、資料の持ち出しや事前の電話確認は11時にしなければいけない、とか。

その都度考えながら登録するのもいいのですが、どうせなら Drafts にすべて書き出してしまって、後はアクションで登録するだけの状態にすると、頭の中がすっきりします。

Drafts から iOS のリマインダーに登録する「Reminder」アクションは、時間の指定まではできません。ここでは Fantastical で両方登録する方法と、Due を使う方法を紹介します。

Fantastical で2つ一緒に登録

Fantastical にはコールバックといって、イベントの登録後に別のアクションを起こす機能があります。先ほど、登録後に自動的に Drafts に戻ってくると言ったのはこのコールバックを使っているからです。コールバックは別のアプリだけでなく、自分自身に対するアクションも実行できます。

たとえば次のアクション。

Event and Task in Fantastical: インポート

fantastical2://x-callback-url/parse?sentence=[[line|1]]&x-source=Drafts&x-cancel={{drafts://x-callback-url/create?text=[[draft]]}}&x-success={{fantastical2://x-callback-url/parse?sentence=[[line|2]]&reminder=1&x-source=Drafts&x-success=drafts%3A}}

Drafts で1行目にイベント登録用のテキストを、2行目にリマインダー登録用のテキストを入力し、アクションを実行します。まずはイベントの登録になります。この段階でキャンセルすると Drafts に戻り、メモの内容を復元します。

イベント登録後は、2行目のテキストが入力された状態でリマインダーの登録画面が表示されます。リマインダーを登録すると Drafts に戻ります。画像をご覧いただくと、イベントとリマインダーがどちらも Fantastical に登録されているのが分かりますよね。

Fantastical から Due へ

iOS のリマインダーではなく、Due を使っている人はこんな風に変えれば OK です。Drafts の2行目を Due に飛ばします。

Fantastical to Due: インポート

fantastical2://x-callback-url/parse?sentence=[[line|1]]&x-source=Drafts&x-cancel={{drafts://x-callback-url/create?text=[[draft]]}}&x-success={{due://x-callback-url/add?title=[[line|2]]&x-source=Drafts&x-success=drafts%3A}}

Due から Staccal へ

Staccal にはコールバック機能がないので、イベント登録後に別のアプリに移動することができません。

iOS のリマインダーを使う人ならそのまま Staccal で登録できるので問題ありませんが、Due を使っている場合はどうでしょう。答えは簡単。先に Due に登録して、Due のコールバックで Staccal に移動すればいいのです。

Due to Staccal: インポート

due://x-callback-url/add?title=[[line|1]]&x-source=Staccal&x-success={{staccal://event?title=[[line|2]]}}

このアクションは Drafts の1行目を Due に、2行目を Staccal に送ります。

まとめと登場したアプリたち

日々のワークフローに活かせそうなアクションはありましたでしょうか。iPhone でスケジュールを管理する人にとっては、カレンダーアプリの閲覧のしやすさはもちろんのこと、入力のしやすさもまた大切な要素になってきます。

入力についてはすべてカレンダーアプリで済ませるのも1つの手ですが、あえてカレンダーアプリを開く必要のない時、リマインダーを合わせてセットしたい時など、Drafts の出番は多くあります。

それもこれも、1行目はこのアプリに、2行目はまた別のアプリに送るといった、柔軟なアクションを Drafts が起こせることが大きいです。イベントはカレンダーアプリで登録するもの、という思いを私自身も当初は持っていましたが、Drafts を使うようになってからは場面に応じた登録の仕方ができるようになりました。

最後に、今回のまとめと登場したアプリたちです。

  • 場面によっては、必ずしもカレンダーアプリからイベントを登録しなくてもいい
  • Drafts は標準「カレンダー」に、アプリの切り替えなしにイベントを登録できる
  • 人気のカレンダーアプリも URL スキームで Drafts と連携できる
  • コールバック機能を使うことで、リマインダーまで一気にセットできる

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