WordPress をエックスサーバーへ!ロリポ&ムームーから無事にサーバ移転・ドメイン移管した手順まとめ

photo credit: Kalexanderson via photopin cc
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このたび、WordPress で運用している当ブログ Simple Living の引越しを無事に終えました。サーバをロリポップからエックスサーバーに移転、同時にドメイン管理もムームードメインからエックスサーバーへ移管しました。丸ごと移行ではなく、必要なデータのみ移す方法を取り、特にトラブルなく移行作業ができたので、その手順をまとめました。

目次

  1. 移行環境
  2. 大まかな流れ
  3. ドメイン移管
    1. WHOIS 情報を変更
    2. 移行先への料金支払い
    3. 移行先から移行元への移管申請
    4. 移管の承認
    5. 移管完了後の確認
  4. サーバ移転
    1. 旧サーバから WordPress ファイルをダウンロード
    2. 旧サーバから wp_options 以外のデータベースファイルをエクスポート
    3. 新サーバの申し込み
    4. 独自ドメインを設定
    5. WordPress を新規インストール
    6. 新サーバで wp_options 以外のデータベースファイルを削除
    7. 新サーバに wp_options 以外のデータベースファイルをインポート
    8. 新サーバに WordPress ファイル(wp-content/themes と wp-content/uploads)をアップロード
    9. 動作確認 URL の発行
    10. wp_options を書き換えて動作確認
    11. WordPress の設定とプラグインの新規インストール
    12. URL アドレスを元に戻し、ネームサーバを切り替え
  5. 移転を終えて

移行環境

まずは前提となる移行環境から説明します。

  • WordPress 環境
    • バージョン: 3.6.1
    • インストールフォルダ: http://shirose.jp/wp
    • サイトアドレス: http://shirose.jp
    • キャッシュ系プラグイン: 利用なし
  • サーバ環境
    • サーバ業者: ロリポップ(ロリポプラン)
    • PHP バージョン: 5.2
    • MySQL バージョン: 5.1
  • ドメイン環境
    • 管理業者: ムームードメイン
    • 種類: 汎用 JP ドメイン(.jp)

これまではロリポップ、ムームードメインとそれぞれ契約していたのをエックスサーバーに一元化。WordPress を /wp フォルダにインストールし、サイトのアドレスをドメインにしている点は移行先でも継続します。環境としてはどこにでもあるありふれたものだと思います。

エックスサーバーでは「X10プラン」を選びました。エックスサーバーに決めたのは、セキュリティ面で安心できそうなことと、突発的にアクセスが集中した時の耐性が強いと言われていることが理由です。

大まかな流れ

流れとしては、まずドメインをムームードメインからエックスサーバーに移管し、その後、ロリポップからエックスサーバーへのサーバ移転をしました。順番は逆でもいいのですが、ドメイン移管は更新期限間近になるとできなくなることや、サーバ移転より難易度としては低そうに思えたことから、こちらを先行しました。

サーバ移転に関しては、WordPress ファイルやデータベースを一気に丸ごと移行する方法ではなく、エックスサーバーに WordPress を新規インストールした上で、環境を再現するために必要なものを追加していく形にしました。環境が異なるデータを一括して移すより確実性が高く、何か起きた時にも原因の切り分けがしやすい、と考えたためです。

具体的には、サーバ移転は主に次の手順で進めました。

  1. ロリポップから WordPress ファイルをダウンロード
  2. ロリポップのデータベースから、標準的なテーブルをエクスポート(wp_options テーブルは除く)
  3. エックスサーバーに WordPress を新規インストール
  4. エックスサーバーのデータベースに、wp_options 以外のテーブルをインポート
  5. エックスサーバーに WordPress ファイル(wp-content/themeswp-content/uploads)をアップロード
  6. 動作確認、プラグインインストールをしてネームサーバを切り替え

初めてのことでおっかなびっくりの作業ではありましたが、特段大きな問題は起きませんでした。以下でやり方を詳しく説明します。ドメイン移管のみ、サーバ移転のみのケースでも、基本的には同じ流れです。

ドメイン移管

WHOIS 情報を変更

WHOIS 情報というのは、そのドメインの登録者である自分に関する情報(名前、住所など含む)で、自分以外の人もインターネット上で閲覧できるようになっています。

と言っても個人情報をネット上に晒すことにはリスクがありますので、ほとんどの人が自分の情報に代えて、ドメイン管理業者の名前や住所を代理で公開してもらっているはずです。ドメイン移管の際には、これを一時的に自分個人の情報に戻しておく必要があります。

まずムームードメインのコントロールパネルにログインし、トップページに表示されている自分のドメイン名をクリックします。

するとこの画面になります。ピンク色のところが WHOIS 情報として公開されている部分です。「公開連絡窓口情報の編集」をクリックします。

「新規登録」をクリックします。

ムームードメインによる代理の情報ではなく、自分個人の情報をもとにした「公開連絡窓口」を作成します。ここで入力するメールアドレスに後ほどメールが届きます。作成したら「公開連絡窓口情報の登録」をクリックします。

続いて「登録者情報の編集」をクリックします。

こちらは「変更」を選びます。

そして「公開連絡窓口番号」から「お客様の公開連絡窓口番号」を選び、「登録者情報の変更」をクリックします。これで WHOIS 情報で公開される連絡先などが、自分の情報に変わります。この時点からドメインの移管が完了するまで、個人情報が世界中に公開されている状態なので、間違っても SNS に「ドメイン移管中なう」などと呟かないようにしましょう!

移行先への料金支払い

次はエックスサーバーにアカウントを開設し、ドメインの更新料金を支払います。公式サイトの「お申し込みフォーム」から登録します。

規約に同意すると申し込み内容を選択する画面になりますので、ここでは「ドメインの移管」を選びます。あとはフォームに従って、今回移管するドメインやメールアドレスなどを入力していきます。

登録が終わると、エックスサーバーから「ドメイン移管お申し込み受付完了のお知らせ」というメールが届きます。メールの中に、「インフォパネル」へのリンクがあるので、メールに記載されている ID やパスワードを使ってログインします。

ログインしたら、左側にあるメニューから「決済関連」→「料金のお支払い」をクリック。そして「料金のお支払い」タブを選択した状態で、「ドメインご契約一覧」から移管するドメインにチェックを入れ、「お支払い方法を選択する」をクリックします。

支払い方法は銀行振込やコンビニ払い、クレジットカードなどがあります。支払いが終わらないと次のステップに進めないので、私はクレジット決済にしました。

料金の支払いが終わると、エックスサーバーから「ご利用料金お支払確認のお知らせ」「汎用JPドメイン移管申請手順のお知らせ」の2通のメールが届きます。次はこの移管申請手順のお知らせメールに沿って、申請を行います。

移行先から移行元への移管申請

移管申請手順のお知らせメールでは、手順の1つ目として「現在の指定業者様に上記ドメインを弊社へ移管する旨をお伝えいただき、 承認作業をご依頼下さい。」と書かれています。

ですが、自分が調べた限りムームードメインにはこのような依頼をするためのメニューがなく、公式サイトで示されている手順の中にも、こうした依頼は含まれていませんでした。結果的にこの作業は省きましたが、移管に当たって特に問題は起きませんでした。

なのでムームードメイン側では特に作業はありません。エックスサーバーの「インフォパネル」トップ画面で、「ご契約一覧」の「ドメイン」タブをクリック、 そして「移管申請」をクリックします。

あとは、続く画面で「確認」→「確定」と2回クリック。これにより、エックスサーバーからムームードメインに対して移管申請メールが送られます。

移管の承認

移管を申請してしばらくすると、ムームードメインから「汎用JPドメイン移転確認のご連絡」というメールが自分宛てに届きます。私の場合は、夜1時ごろにエックスサーバーで移管を申請し、約3時間後の午前4時ごろにムームードメインからメールが届いていました。

メールを開くと、「汎用JPドメイン移転確認通知」と書かれた箇所に、申請の承認を行うページに移動するためのリンクが記載されているので、それをクリックします。

クリックすると、このようなページが開きます。ムームードメインの ID とパスワードを入力した上で、「汎用JPドメイン移転を承認」ボタンをクリックして終了です。

移管完了後の確認

移転を承認してから数時間後、エックスサーバーから「ドメイン移管完了のお知らせ」というメールが届きました。これで無事に移管ができたことになります。メールの中にある「ドメインに関する情報」を見ると、ドメインの有効期限が1年間延長されていることが分かります。

メールを受け取ったら、以下のサイトでドメインの WHOIS 情報を検索してみましょう。登録者名などがすべてエックスサーバーの情報に書き換わっていて、個人情報は伏せられています。世界中に個人情報を晒す恐怖の時間も、これで終わりです。

サーバ移転

旧サーバから WordPress ファイルをダウンロード

ここから、サーバ移転の手順になります。まずは旧サーバにある WordPress 関係のデータ群をローカルに保存するところからです。

WordPress 関係のデータは、WordPress 本体やこれまでアップロードしてきた画像といった「WordPress ファイル」と、投稿やコメントなどの情報が収められた「データベース」の2つがあります。このうち、WordPress ファイルの方を手元の PC にダウンロードします。

そのためには、FTP クライアントと呼ばれるアプリを使います。私はコーディングアプリの MacRabbit – Espresso – The Web Editor の FTP 機能を利用しました。

FTP アプリでロリポップにアクセスする場合に必要となるパスワードなどは、ロリポップのユーザー専用ページで左側のメニューから「アカウント情報」を選ぶと、「サーバー情報」の欄に表示されます。アプリによって違いはあるかもしれませんが、Espresso のケースでは「FTPSサーバー」「FTP・WevDAVアカウント」「FTP・WevDAVパスワード」を控えます。

Espresso 側の設定は、プロトコルを「FTP with SSL/TLS」とし、「Server」「User Name」「Password」にそれぞれ、ロリポップで確認した「FTPSサーバー」「FTP・WevDAVアカウント」「FTP・WevDAVパスワード」を入力します。

ダウンロードのイメージはこんな感じです。必要なファイルは一部なのですが、念のため /wp フォルダなど、一式をローカルに持ってきます。/wp フォルダを作らず、ドメインのルートに直接 WordPress をインストールした人はもっと多くのファイルやフォルダが表示されます。

旧サーバから wp_options 以外のデータベースファイルをエクスポート

次はデータベースのエクスポート。ロリポップのユーザー専用ページで「WEBツール」→「データベース」を選びます。

この画面で「サーバー」「ユーザー名」「パスワード」を確認した上で、「phpMyAdmin を開く」をクリックします。

phpMyAdmin のログイン画面になるので、「ユーザ名」「パスワード」をそれぞれ入力。「サーバの選択」では、3桁の数字が先ほどロリポップのページで確認した「サーバー」と同じになるよう選択します。

phpMyAdmin にログインしたら、左側に表示されているデータベースの中から「information_schema」ではない方を選びます。ロリポップのページで「データベース名」として表示されていた方です。

データベースの中身が表示されるので、上にあるメニューバーから「エクスポート」をクリックします。

「エクスポート方法」を「簡易」から「詳細」に切り替え、表示項目を増やします。次に「テーブル」でエクスポートするテーブルを選択します。今回は新サーバに WordPress を新規インストールするやり方なので、WordPress の設定情報が書き込まれている wp_options テーブルはエクスポートの対象から外します。

その後、次のページで WordPress の標準的なインストールで作成されるテーブルの一覧を確認します。

私の環境では、一覧に載っていないテーブルは名称などからすべてプラグインが作成したテーブルと判断できたので、同じく対象から外していきました。結果的に、エクスポートしたのは一覧に載っている標準作成のテーブルのみ(ただし、wp_options は除く)。具体的には、以下の10個のテーブルです。

  1. wp_commentmeta
  2. wp_comments
  3. wp_links
  4. wp_postmeta
  5. wp_posts
  6. wp_terms
  7. wp_term_relationships
  8. wp_term_taxonomy
  9. wp_usermeta
  10. wp_users

もちろん、プラグインのデータを引き継ぎたいケースではそれらのテーブルも含めてエクスポートできます。また、とりあえず標準のテーブルだけをエクスポートして、後から必要になったテーブルを個別にエクスポートすることも可能です。

あとは「生成オプション」→「追加コマンド」で、1番上の「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT コマンドの追加」にチェックを入れます。文字コードは「utf-8」のままで、圧縮もしませんでした。1番下の「実行する」ボタンをクリックすると拡張子が .sql のファイルがエクスポートされます。

環境によってはデータベースが大きすぎて新サーバでインポートできないケースもあるようなので、その場合は小分けにしてエクスポートしてください。ちなみに自分の場合はテーブル10個で .sql ファイルの容量は 2.5MB、新サーバに1回でインポートできました。

新サーバの申し込み

ここからはエックスサーバーでの作業です。すでにドメイン移管の際にアカウントを開設しているので、インフォパネルにログインし、左側のメニューから「契約関連」→「追加のお申し込み」を選びます。新規にアカウントを開設する場合は、ドメイン移管と同じように「お申し込みフォーム」から登録します。

規約に同意したら、「サーバーアカウント」の「追加のお申し込み」を選択します。あとはサーバの ID やプランを決めれば終了です。すぐにエックスサーバーから「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールが届き、10日間の無料試用期間が始まりました(ドメイン移管を事前にせず、新規にアカウントを開設したケースでは料金支払い手続きになり、クレジットカード以外を選ぶと無料試用期間が始まるようです)。

独自ドメインを設定

サーバの準備ができたら、次は自分の独自ドメインをエックスサーバーに設定します。まずは「サーバーパネル」にアクセス。メールに記載の「サーバーID」と「パスワード」を使ってログインし、メニューから「DOMAIN」→「ドメイン設定」を選びます。

「ドメインの追加設定」に進み、続く画面で自分のドメインを入力し、「ドメインの追加」を「確認」→「確定」と2回クリックします。「ドメイン設定の追加を完了しました。設定内容は以下の通りです。」という画面が表示されたら、サーバーパネルのトップに戻ります。

トップ画面に戻ると、右上に表示されている「現在の設定対象ドメイン」が、今追加した独自ドメインに切り替わっていることが分かります。今後の作業では、ここが独自ドメインになっていることを常に確認しながら作業していきます。

なお、今回はすでにエックスサーバーにドメインを移管した後だったので、サーバへのドメインの設定に際してメールなどによる認証は必要ありませんでした。

ですが、他社が管理しているドメインをサーバに設定する場合は admin@shirose.jp(「@」は実際には半角文字です。「@」以下は自分のドメインに置き換えてください)のメールアドレスを使うなどして認証作業を行わなければいけないようです。admin のメールアドレスがない人は、ロリポップのユーザー専用ページで「メールツール」→「メール設定/ロリポップ!webメーラー」を選び、新規作成してください。

WordPress を新規インストール

独自ドメインをエックスサーバーに設定したら、早速 WordPress を新規インストールします。新規インストールではなく、ロリポップからダウンロードした WordPress ファイルをごそっとエックスサーバーにアップロードする手もありますが、今回それは見送りました。

サーバによってデータベースの設定ファイルや .htaccess の中身が違うため、旧サーバにある WordPress ファイルをそのままコピーすると不具合の原因になりかねないということが理由です。こうした情報が盛り込まれていたこちらの記事には、今回の移転で大変お世話になりました。

参考記事:

新規インストールでは、まずサーバーパネルのトップにある「自動インストール」をクリックします。

「プログラムのインストール」をクリックします。すると自動インストールが可能なプログラムがずらっと表示されます。WordPress の「インストール設定」を選択します。

設定画面に移ります。自分は旧サーバでも /wp フォルダを作って WordPress をインストールしていたので、同じように「インストールURL」の最後に「wp」と加えました。「ブログ名」「メールアドレス」も今までと同じものにしました。これらの情報は新規インストールの際に、WordPress が自動作成するデータベースのうち、wp_options テーブルに書き込まれます。ロリポップからエクスポートしなかったあのテーブルです。

「ユーザ名」「パスワード」はデータベースの wp_users テーブルに書き込まれます。詳しくは後述しますが、wp_users テーブルは新規インストールの後、すぐに削除するので、ここで設定するユーザ名とパスワードを実際に使うことはありません。自分は「admin」「pwd」としました。

データベースについては「自動でデータベースを作成する」としたまま、インストールボタンをクリックします。インストール時に、データベースにアクセスするためのパスワードなどが表示されます。これらは次の作業で必要になります。ちなみに、インストール完了後に表示される WordPress のログイン用 URL をクリックしてもロリポップに飛んでしまうので、ここではログインしません。

新サーバで wp_options 以外のデータベーステーブルを削除

WordPress のインストール後は、データベース側の作業です。サーバーパネルの「DATABASE」→「phpmyadmin(MySQL5)」をクリック。WordPress インストール後の画面に表示された「MySQLユーザ」「MySQL接続パスワード」を使って phpMyAdmin にログインします。

もしログイン後の画面が英語で表示された場合は、右側に「Language」というボタンがあるのでそこから日本語に切り替えられます。先ほどと同じように、左側から「information_schema」ではない方のテータベースをクリックします。

データベースの中身が表示されるので、wp_options 以外のすべてのテーブルを選択し、「チェックしたものを削除」を選びます。

新サーバに wp_options 以外のデータベースファイルをインポート

wp_options テーブルしかない状態になったら、上のメニューから「インポート」をクリック。旧サーバからエクスポートしておいた .sql ファイルを読み込み、データベースを再構築します。

新サーバに WordPress ファイル(wp-content/themes と wp-content/uploads)をアップロード

ここまで来たら、後は FTP 経由で、ロリポップからダウンロードしておいた WordPress ファイルの一部をアップロードします。エックスサーバー側にはすでに wp-content/themes フォルダが出来ているので、その中に自分が使っていたテーマフォルダを入れます。wp-content/uploads フォルダはまだ出来ていないので、フォルダごと wp-content の中にアップロードします。

エックスサーバーに FTP 接続する際に必要となるパスワードなどは、「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールに記載されています。

動作確認 URL の発行

WordPress 環境の再構築が終わったら、最終チェックです。と言っても、この時点ではブログや WordPress 管理画面にアクセスしてもロリポップ側のページが表示されてしまうので、エックスサーバーが用意してくれる動作確認 URL を使います。

まずサーバーパネルのトップ画面から「DOMAIN」→「動作確認URL」をクリック。さらに「動作確認URL設定の追加」をクリックします。

自分の独自ドメインが表示されている状態で「確定」を押します。

URL が発行されたらコピーしておきます。発行から実際に機能するようになるまでに数十分かかります。

動作確認 URL は、たとえば http://shirose.jp というアドレスに対して http://shirose-jp.check-xserver.jp という形で発行されます。このアドレスにアクセスすればロリポップ側のページではなく、エックスサーバーの中の http://shirose.jp に相当するページを表示してくれます。他のページも同様で、たとえば http://shirose-jp.check-xserver.jp/wp なら http://shirose.jp/wp を表示します。

wp_options を書き換えて動作確認

と言っても、アクセスしたいページごとにアドレスを動作確認 URL に読み替えて、その都度ブラウザのアドレスバーに入力していくのは手間がかかります。そこで、サイトのアドレスそのものを一時的に変えてしまいます。

具体的には、エックスサーバーにインストールした WordPress サイトのアドレス自体を http://shirose-jp.check-xserver.jp に変更します。

そのためには phpMyAdmin で、wp_options テーブルを編集します。「操作」から「表示」ボタンをクリックします。

テーブルの中身を見ると、まず「siteurl」に http://shirose.jp/wp と書き込まれています。これは WordPress をインストールしたフォルダのアドレスを表していて、管理画面の「一般設定」の「WordPress アドレス (URL)」に当たります。「編集」ボタンをクリックします。

この画面で http://shirose-jp.check-xserver.jp/wp と入力して「実行する」を押すと、アドレスを変更できます。インストール時に /wp フォルダを作らなかった人は http://shirose.jp と書き込まれているはずなので、http://shirose-jp.check-xserver.jp と入力します。

ページを移動していくと、次は36番に「home」があります。これは一般に公開しているサイトのアドレスで、管理画面「一般設定」の「サイトアドレス (URL)」に当たります。WordPress のインストールフォルダと、サイトアドレスが同じ人はここも http://shirose-jp.check-xserver.jp/wp に変えます(/wp フォルダを作らなかった人は http://shirose-jp.check-xserver.jp)。

自分の場合は、WordPress は http://shirose.jp/wp にインストールし、サイトのアドレスは http://shirose.jp としているので、ここでは http://shirose-jp.check-xserver.jp に変えました。また、この段階で FTP を使って http://shirose.jp/wp フォルダの中にある index.php をルートにコピー(移動ではなくコピーです!)して、中に書いてある require('./wp-blog-header.php'); のコードを require('./wp/wp-blog-header.php'); に編集しました。また、ルートにあった index.html ファイルはエックスサーバーが自動的に生成したファイルで、index.php より優先して表示されると困るので削除しました。

参考記事:

インストールフォルダとサイトアドレスが同一の人は、この FTP 云々の作業は必要ありません。

これで、管理画面やサイトの中をリンクをたどって自由に移動できるようになりました。管理画面には http://shirose-jp.check-xserver.jp/wp/wp-login.php から、サイトには http://shirose-jp.check-xserver.jp からアクセスできます。実際に動き回って、おかしなところがないかをチェックしていきます。

自分のケースでは、気になったのは管理画面の英数字のフォントがいつもと違うこと、管理画面のメニューから「リンク」が消えていること、の2点でした。

フォントについてはプラグインの WP Multibyte Patch を有効化したら元通りになりました。また、「リンク」に関しては WordPress の仕様でデフォルトでは隠されるようになったとのこと。復活させたい場合は次の記事が参考になります。

WordPress の設定とプラグインの新規インストール

一通り動作確認をして問題がなければ、WordPress の設定をします。

管理画面の「設定」からブログのサブタイトルやメディアのアップロードサイズ、パーマリンクなどを一通り設定し、これまでの状態と同じにします。これらは wp_options テーブルに書き込まれます。逆に言えば、今回は旧サーバから wp_options テーブルをインポートしていないので、あらためて設定が必要というわけです。

自分はここで、ブログのサブタイトルの先頭にハイフンを付けておきました。こうしておけば、ネームサーバを切り替えた後、実際にロリポップとエックスサーバーのどちらでブログが表示されているのかを判断できるようになります(ハイフン付きで表示されたらエックスサーバー)。

また、プラグインも新規にインストールして有効化していきます。ロリポップ側でも WordPress にログインし、画面を見比べながらやっていくと効率的にできます。

この時点ではサイトアドレスが動作確認 URL になっているので、プラグインによってはまだ有効化しない方がいいものもあります。私は Broken Link Checker を有効化してリンク切れのチェックを開始してしまったので、内部リンクのチェックが動作確認 URL に基づいて行われ、ネームサーバを切り替えた後に大量にリンク切れとして検出されてしまいました。また、Jetpack による統計情報も1日抜けが出てしまいました。

万全を期すなら、次で説明する URL アドレスを元に戻す作業をした後で、http://shirose-jp.check-xserver.jp/wp/wp-login.php から WordPress にログインし、プラグインをインストールする方がよいかもしれません。

URL アドレスを元に戻し、ネームサーバを切り替え

動作確認で問題がなく、設定なども終わったら、先ほど wp_options テーブルで編集した URL アドレスを、動作確認 URL から通常の URL に戻します。

これは WordPress の管理画面「一般設定」から行えます。動作確認 URL に基づいたアドレスが入力されているので、このように通常のアドレスに直します。

そこまで終わったら、残っているのはネームサーバの切り替えのみ。これは自分の独自ドメインをどのサーバと結びつけるのかということに関する設定なので、ドメインの管理業者で行います。私の場合はドメインをエックスサーバーに移管しているので、そのままエックスサーバーのサイトで手続きします。

インフォパネルのトップ画面で「ご契約一覧」の「ドメイン」タブから、「ドメインパネル」をクリック、続く画面で「ネームサーバーの変更」タブをクリックします。

最初はロリポップのネームサーバが表示されています。これをエックスサーバーのものに上書きしていきます。

このようにした上で「ネームサーバーの変更」ボタンを押します。ネームサーバーの変更は瞬時に反映されるわけではなく、数時間から数日かかります。変更が完了したという連絡が来るわけでもないので、先ほど書いた方法(サブタイトルに細工をする)などにより、どちらのサーバでブログが表示されているのかを、自分自身が把握できるようにしておくことをおすすめします。私は午前3時に変更し、朝起きた時には変更が反映されていました。

他には、エックスサーバーで料金の支払い、メールアカウントの開設、動作確認 URL の削除をすれば、移転に伴う作業は一通り終了です。

移転を終えて

実際に移転を経験してみて…。大きなトラブルはなく、想定通りに事が運んだことは幸いでしたが、その分事前の勉強というか情報収集がやっぱり大変でした。各業者の公式サイトはもちろん、WordPress Codex 日本語版 のドキュメントにもだいぶ目を通しました。数が多すぎて1つ1つは紹介できませんが、さまざまなブログ記事も読みました。

エックスサーバーに移ってみると、ブログの表示速度は以前よりかなり速くなったことが体感できました。また、管理画面の画面遷移なども非常に速く、ストレスなく作業ができます。移転前の苦労があったからこそのスピード改善だと思うと、大変だったけどやってよかったな、と素直に思えます。

サイトを移転する方法はいろいろなブログで記事になっていて、方法も少しずつ違ったりします。どの方法を選ぶにせよ、自分が内容を理解して、自信を持って実行できる方法にするのが1番だと思います。また、万が一途中で失敗しても最初からすべてやり直せば済む話なので、バックアップだけはきちんと取った上で、緊張しすぎずに作業することも大切です。

この記事が、これからドメイン移管やサーバ移転をしようと考えている方のお役に立つ事がありましたら、うれしい限りです。

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