アプリ開発初心者にも分かりやすいレファレンス本『Xcode 5 徹底解説』

2014-06-07-001

アプリの開発に興味はあるけれど、とても Xcode は使いこなせそうにない。そんな風に考えている初心者のガイド役を果たしてくれる書籍が出版されました。Xcode 5 徹底解説は全752ページのボリュームで、タイトル通り全機能の徹底解説にこだわったレファレンス本です。

目次

  1. はじめに
  2. 特徴
  3. 初心者には Chapter 3, 8 がおすすめ
  4. 読み進め方

はじめに

まずお断りすると、自分はアプリ開発に興味こそあるものの、Xcode の使用経験は皆無の素人です。そのため、これからアプリ開発を目指す初心者にとっての本書の意義、といった視点からの感想となります。

また、著者の熊谷友宏様、出版元の秀和システム様のご厚意により、書籍のご提供をいただきましたことを合わせてお伝えいたします。

特徴

本書はサンプルアプリを制作しながら知識を身に付けていくタイプの書籍と異なり、アプリ開発ツールとしての Xcode 自体に焦点を当てています。入門者から上級者までを対象に、Xcode にどんな機能があるのか、画面上の各種メニューやアイコンからどんなことができるのか、といったことが詳しく解説されています。

自分は Xcode に対して、他の Mac アプリと比べて非常にとっつきにくいという印象を持っていました。メニューがすべて英語表記で、画面上には無数の小さなアイコンが所狭しと並んでいることが理由です。

本書ではその点、それぞれのメニューやアイコンの意味が網羅的に紹介されているので、Xcode のマニュアル、辞書のような感覚で、その都度必要なところを参照できます。

また、本書には活字のみで説明している箇所がほとんどなく、たいていの項目にスクリーンショットや図表が添えられていることも理解の助けになります。関連する項目がある時は注釈を付け、相互に参照しやすくするなど、全体的に丁寧な作りとなっています。

初心者には Chapter 3, 8 がおすすめ

それぞれの章は独立して書かれているので、興味のあるところ、必要なところから読んでいくことができます。

自分のような初心者がアプリ開発や Xcode の雰囲気をつかむ意味では、「Chapter 3 プロジェクトを開く(アプリ制作のホームになるプロジェクトを準備する)」と「Chapter 8 ユーザーインターフェイスを設計する」が馴染みやすかったです。

Xcode には制作したいアプリの種類に合わせて複数のテンプレートが用意されていることや、ボタンなどのパーツを組み合わせてアプリの画面を設計していけるようになっていることが興味深かったです。

読み進め方

本書はあくまでも Xcode の解説に主眼を置いているので、アプリ開発初心者にとっては、サンプルアプリを制作する書籍と併用するのがいいと思います。

最初に本書全体にざっと目を通し、どこに何が書いてあるかを把握したら、サンプルアプリの制作本を読み進める。実際に手を動かしてアプリを作りつつ、操作に迷ったり、疑問点が生じたりしたタイミングで本書を紐解き、Xcode の理解を深めるといった使い分けができそうです。

Xcode を理解し、使いこなすための武器として、心強い味方になってくれそうな一冊です。

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